この初版は Lua 5.0 向けに書かれました。後続のバージョンでもほぼ関連性がありますが、いくつかの違いがあります。
第 4 版は Lua 5.3 を対象としており、Amazon やその他の書店で購入できます。
書籍を購入することにより、Lua プロジェクトのサポートにも役立ちます。
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Lua でのプログラミングLua | ![]() |
第 II 部 テーブルとオブジェクト 第 11 章 データ構造 |
Lua のテーブルはデータ構造というより、そのデータ構造です。配列、レコード、リスト、キュー、セットなど、他の言語で提供されるすべての構造は、Lua ではテーブルで表されます。さらに、テーブルはこのすべての構造を効率的に実装しています。
C や Pascal などの従来言語では、ほとんどのデータ構造を配列やリスト(リスト = レコード + ポインター)で実装します。Lua テーブルを使用して配列やリストを実装することはできます(実装することもありますが)、テーブルは配列やリストよりも強力です。多くのアルゴリズムは、テーブルを使用すると、基本的なものになるまで単純化されます。例えば、テーブルはあらゆる種類に直接アクセスできるため、Lua では検索を作成することはめったにありません。
テーブルを効率的に使用する方法を習得するには時間がかかります。ここでは、テーブルを使用して一般的なデータ構造を実装する方法を示し、それらを使用する例を紹介します。配列とリストから始めますが、それらが他の構造に必要なわけではなく、ほとんどのプログラマーがすでにそれらに精通しているためです。言語に関する章ですでにこの概要には触れていますが、完全性のために繰り返します。
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