初版はLua 5.0向けに書かれました。大部分は後のバージョンでも有効ですが、若干の違いがあります。
第4版はLua 5.3を対象にしており、Amazonやその他の書店で購入できます。
書籍を購入すると、Luaプロジェクトの支援にもつながります。


22 – オペレーティングシステムライブラリ

オペレーティングシステムライブラリには、ファイル操作、現在の日付および時刻の取得、オペレーティングシステムに関連するその他の機能の関数があります。テーブルosで定義されています。このライブラリは、Luaの移植性の代償を払っています。LuaはANSI Cで記述されているため、ANSI標準で定義されている関数のみを使用します。ディレクトリ操作やソケットなどの多くのOS機能は、この標準に含まれておらず、したがってシステムライブラリでは提供されません。メインディストリビューションに含まれていない、拡張OSアクセスを提供する他のLuaライブラリがあります。例としては、POSIX.1標準のすべての機能をLuaに提供するposixライブラリや、ネットワークサポート用のluasocketがあります。

ファイル操作の場合、このライブラリが提供するのは、ファイルの名前を変更するos.rename関数と、ファイル(削除)を削除するos.removeだけです。