この第1 版は、Lua 5.0 に合わせて書かれました。以降のバージョンでも大部分は関連性がありますが、若干の違いがあります。
第4 版は Lua 5.3 を対象としており、Amazon やその他の書店で購入できます。
この本を購入すると、Lua プロジェクトを支援することにもなります。


表記規則

この本では、"リテラル文字列" は二重引用符で囲み、`a´ のような単一文字は一重引用符で囲んでいます。パターンとして使用される文字列も、'[%w_]*' のように一重引用符で囲みます。コードの小さな塊と識別子にはcourier フォントを使用します。大規模なコードの塊は、ディスプレイスタイルで表示します。

    -- program "Hello World"
    print("Hello World")         --> Hello World
--> という表記は、ステートメントの出力、あるいはときどき、式の結果を示しています。
    print(10)     --> 10
    13 + 3        --> 16
二重ハイフン (--) は Lua でコメントの開始を示すため、プログラムに注釈を含めても問題ありません。最後に、<--> という表記を使用して、あるものが別のものと同等であることを示します。
    this     <-->     that
つまり、Lua にとって this または that を記述する場合は、差はありません。